色彩を持たない多崎つくる(略 の感想にもならない感想

本屋で多崎つくるが平積みされているのを見て突然、「この流行という名のビッグウェーブに乗らなければ!」というミーハー魂が降臨。

と同時に、「1800円も払ってられるかボケ!」という乞食魂も降臨。

相反する命題(笑)を弁証法(笑)的に処理して、解決策を導いたところ、「立ち読みすればいいじゃん!」という天才的な結論に至った。

そこまでは良かったものの、一回読んだ程度で理解できるような頭脳は持ち合わせていなかったようで、再来週くらいには買ってしまっていそうな予感。

 

村上春樹の長編小説はノルウェイの森を読んでから苦手だったけれども、やっとなんとなくのなんとなく、良さが分かった気がした。

いくらでも誤読できるところが良いのだろうと。

伏線回収しないし。謎多いし。

 

そうやって誤読を繰り返しているうちに、テーマを噛みしめることができるんじゃないかなあと思った。

 

あとどうでもいいけど、多崎って「たざき」と読むのに気付けてよかった。ずっとたさき(濁音なし)だと思ってたー。

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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