モスバーガーのフランクフルトを食べたら他のフランクフルトが食べられなくなることについて
引越しして嬉しかったことが2つあります。
一つめは近くにモスバーガーがあるということです。
二つめはそのモスバーガーにフランクフルトが売られているということです。
モスバーガーが近くにあるということは日本人共通の喜びだと勝手に認識しておりますので、説明は不要でしょう。
しかし、モスバーガーにフランクフルトが売られている喜びはあまり知られていないようです。そのせいで、今ではモスバーガーにフランクフルトが売られている確率は4割程度に落ち込んできています。
これは由々しき事態でございますので、この場を借り、モスバーガーのフランクフルトのステマを盛大にさせて頂きたい次第です。
それで、このフランクフルトがどれくらいうまいか形容しようと思うのですが、そりゃあもう言葉に表せないくらいうまいんだよ、というベタすぎる表現しか思いつきませんでした。
こりゃよくないなということで、言葉がダメなら、数字で解説しようと思います。
小学生のとき、このフランクフルトが好きすぎて、一度に2本注文したことがあります。もちろん、ほかのバーガーやジュースは頼まずに、フランクフルト2本のみです。
1本190円ですから、2本で380円もするのです。なんだ、たかが380円じゃないか、と思ってはいけません。立ち止まって、冷静に考えてみなければいけません。
このときの僕の月給は500円という、ワ○ミ社長にまで同情されてしまいそうな極貧の安月給でした。そうです、500円中の380円、つまり自分の月給の76%を投資してでも、フランクフルトを食べたことになります。
もし、この文章を読んでいるあなたが手取り10万円のアルバイトをしていたとして、そのうちの76%になる7万6千円をフランクフルト2本のために費やしたようのものです。
お分かり頂けるでしょうか。残りの1ヶ月の生活苦を覚悟してでも、食べたいくらいのフランクフルトということです。それくらいうまいんです。まじうまいんです。
と、ここまでない知恵を絞りに絞り、数字を使ってまでもモスバーガーのフランクフルトのうまさを表現してきてみましたが、やはりこれでは限界があります。
お釈迦様もおっしゃったとおり、理性だけではものごとはわかりません。経験によって、はじめて本当の意味で「わかる」ということになるのです。
皆様も、どうか頭でっかちにならずに、実際に行動に移してください。食べてみてください。
そして、冒頭でも書いたとおり、今現在、モスバーガーでフランクフルトを取り扱っている店舗はだんだんと減ってきています。このままでは絶滅の危機に陥ってしまう可能性も否めません。
もしかしたら、絶滅危惧種に指定され、捕食禁止となって、ただ眺めているだけの存在になってしまうかもしれません。
博物館に飾られ、ショーウィンドウを通してでしか拝めない存在になってしまうかもしれません。それはそれで面白いじゃないかと一瞬思ってしまったのは内緒ですが、そんなことは断じて許されません。
皆様が少しでも関心を寄せていただけるのなら、このフランクフルトを救うことができます。
見て見ぬふりをせずに、モスバーガーに寄ったときは一回、フランクフルトを買って食べてみてください。うまさは保証します(ただし、できたてに限る)
人気メニューになれば、きっと、このフランクフルトが絶滅することはないでしょう。皆様、レッツ☆フランクフルト!
情熱と使命感に駆られ、モスバーガーでパソコンを開き、勢いのまま文章を書いてしまいました。
朝っぱらからどんだけ暇なんだよ、このモスバーガーの犬め!などと批判されるのではないかとか、もしかしたら、誰にもいいね!も押されずに華麗にスルーされてしまうんじゃないかという、これまでに経験したこともない恐怖感が押し寄せてきたりします。
しかし、僕は勇気を振り絞り、良心の声に従ってこの文章を残したいと思います。
ありがとうございました。